真空管ラジオ(コロムビア1520型)の点検調整をしてみる

先日電脳技研氏宅でノートパソコンを修理してもらったので、お礼にラジオの点検整備をしてみました。

今回のラジオは保管状態が良いので、修理せずに球の交換や清掃、調整のみでFBな状態になりました。

その記録です^^

今回、整備するラジオ コロムビア製の1520型真空管ラジオです。
frd1

測定器マニアだった頃、ラジオ調整用の測定器といえば安立の「 MSG-655A 」を使っていましたが、
最近はコレしか残ってません^^
DSC00445
RF出力をBNC接線に変更しているので、使いやすくなってます。

さて、整備を開始します^^

回路図は本体背面に貼りつけられております
DSC00413
今回は部品交換が無さそうなので、参考程度です^^
主要箇所の電圧を書いてあれば更にFBだったのですが・・・

内部を軽く掃除してから分解開始!
frd3
トランス式なのが高級仕様で素敵^^

このラジオ、糸掛けが必要な部分が2箇所(同調と音質)あり複雑そうですが、糸を外さなくても内部を出せました
DSC00376

内部もかなり良好。ペーパーコンデンサは全く問題無し、電解コンデンサもOKでした
DSC00373

信号発生器から信号を入れて感度を確認してみると

少し悪いようです。調べたところ球がボケていました。
手持ちがあるのは6AQ5と6BA6のみですが入替えてみると良好!

6AQ5はムラードの特別選別品があったのでこいつでテストします
DSC00440
intel i3をもらってきたのでこれを進呈してもいいのですが、
恐らく電脳技研氏は国産を好むと思われるので、近いうちに国産の6AQ5を探してきます

広島では1071kHz=JOFKと1350kHz=JOERの2局がメインなので、
1200kHz付近でトリマをチェックします。SWは7MHz付近で・・・

感度が落ちる原因にコイルやトリマ周辺のホコリがあるので掃除します
DSC00378
一番左はMW-OSC調整

DSC00380
ANTトリマ(右側がMW)

IFTの455KHz調整も含めて1200kHz付近での調整確認を行います。
DSC00386
(ほとんど調整しなくてOKでした)

内部の掃除できない部分を入念に掃除しておきます。
トーンコントローラ背面の板を掃除中、雑巾やティッシュではゴミが残るのでココは「ダスパー」の出番^^
DSC00403
どうしてもゴミが残りますが、ダスパーなら
DSC00409
やっぱり効果絶大!!

内部の清掃、調整はとりあえずOKなので元に戻してトラッキング調整に進みます。

今回は1200kHz付近で確認したので、1200KHz付近でトラッキング調整してみます

調整後、全スパンで確認してみると
1600Kc部
DSC00423

1000Kc部
DSC00424

530Kc部
DSC00425
目盛りの打ち方がいいのでしょうか、かなりの精度です^^

外装もダスパーを使ってきれいにします。
DSC00433

洗剤を付けて擦ると・・・
DSC00436

こんなに綺麗になりました!
DSC00444

調整後にSGから信号を入れて動作確認!

530KHz付近に信号を入れて、2倍高調波のスプリアスで1060KHz付近で中島みゆきを聞きながらエージング
DSC00427
広島には1071KcにNHK第一があるので、少しビートが入ります。
1071Kcが干渉するということは、それだけ感度が良いということでしょうか・・・・^^;;;
SGからの1060Kc付近の信号に加え、1071Kcの相撲放送が干渉した中島みゆきサウンド
かなりマニアックです(^^)

業務連絡>電脳技研氏
一応整備完了なので、可部に来る機会があれば回収しにきてね~
(5MK9,6AV6,6BE6も交換予定だけど、探すのに時間がかかるかも・・・)

スポンサーリンク

「真空管ラジオ(コロムビア1520型)の点検調整をしてみる」への5件のフィードバック

  1. 整備サンクス!!
    そのラジオの型番は「CLOMBIA 1520」型で、昭和28年製だったと思うよ。
    手持ちで一番古い稼働・通常使用状態の電気製品だね。
    うちに来て多分14-5年だけど、音質がかなり良いからお気に入りでずっと部屋の棚の中に鎮座していたから状態は良かっただろうね~。
    その時代でトランス機でAM/SWデュアルバンドのHi-Fi機って多分かなり高級機だったんじゃないかな。

    5M-K9,6AV6,6BE6よろしくです^^
    6BQ5はムラードのでもええよ?

    1. 型式了解です!! 早速、記事を更新しました
      内部にサビはほとんどないし、筐体のべニアも良い感じなのでツヤ出し剤などで磨くとピカピカになるかもよ~
      真空管は明日実家の物置に探しにいってみます^^

  2. トーンコントロールの状況を、周波数特性図で表示するなんてすごいですね。
    それもメカニカルに!(実際と合ってるかは微妙ですけど)
    おまけにリモコン端子まであるし。
    かなりの高級機と思います。
    最初回路図見るまでは、スピーカー2個だし、Hi-Fiと書いてあるのでステレオ?
    と思ったのですが、AM機なのでさすがにそれはないですね。

    1. あの周波数特性図はあくまでも目安でかなりいい加減なシロモノではありますよ^^;
      完全メカニカルではありますが。
      リモコン端子は、6AV6のプレート-6BQ5のカップリングコンデンサと電源に入ってるようで、チャンネル変えるとかは出来ないような単純な物ですね。
      まぁ、当のリモコン、見たことも無いですが^^;
      Hi-Fiって書いてあるのは当時の流行で「高音質」って言うのを表現したかったんだと思います。
      当然アンプも受信部もモノラル仕様で、ステレオではありません。
      でも、確かに当時の一般的な普及機と比べると、低音から高音まできちんと鳴らし切るスピーカーと筐体を持っていますね。
      実際のところ、ラジオでは実力が発揮できず、PHONO入力からレコードの信号を入力して初めて完全に実力が発揮できるんですが^^;
      アンプ部分はそこそこオーソドックスな5極管のモノラルのシングルパワーアンプなので、きちんと特性が出ていれば音質自体はオーディオ用アンプと遜色ないはずです。

      自分を高校生の頃、この世界(真空管の世界)に足掴んで泥沼に引きずり込んでくれたのはかべきん氏なのですよ^^;

      1. >はせりんさま
        学生時代、電脳技研氏を真空管の世界に引きずり込んだのは私です^^
        スピーカは2個のロクハンで特性が違う物が2個パラでついています。
        この周波数特性図式のトーンコントロール機構は画期的だと思いました。
        特性は別にしても操作していてワクワクする機構です^^
        内部は普通のトーンコントロールで低域部のみローカットフィルタを組み合わせた物のようです。
        VR 0%~50%が低域の減衰量調整でローカットフィルタの調整です(低域部の増幅はできません)
        VR 50~100%がトーンコントロールで低域から高域までを広範囲にカバーしています。
        HI-FIは当時はやりの高音質を表してると思いますが、IFTの通過帯域が広めのHIFIモードもあるよ~、っていうのも含んでいるのかもしれません。

        >電脳技研さま
        リモコン端子は普通のUS8ピンコネクタで接続できるので本格的に使い始めたらリモコンを自作するのもいいかもよ~
        電源と音量調整が簡単に追加できそうじゃし、リモートの外部音声入力を付けてiPodを付けるのも面白そう!!
        でも、AF初段管より後ろに付いてるのでリモコン内にプリアンプ相当の増幅器がいりそうじゃね。
        リモコン内に6AV6や6AU6でアンプを構成するのもいいし、ビジュアル的にはリモコン上部に6ZDH3Aを置いてみるのも素敵^^
        RF部はSGから入れた400Hzがほとんど復調できないので低域特性悪そうだけど、AF部は良い感じです。
        さすがにロクハン2発は素晴らしい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。 本文に全角文字を2文字以上含めて下さい (スパム対策)